療科⽬ | 午前/ 午後 |
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美容 皮膚科 |
9:00〜12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
14:00〜17:00 (予約制) |
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美容皮膚科とは

美容皮膚科は、現時点での保険診療で限界のある症状や疾患に対応し、より美しく、健やかな皮膚を保つための診療科です。
具体的には、加齢による肌の変化、紫外線によるしみ・そばかす、ニキビやその跡、毛穴トラブル、赤ら顔、肝斑、肌のざらつきなど多岐にわたります。また、脱毛や肌質改善、美白など、美容的な目的で受診される方も多くいらっしゃいます。
皮膚科医による丁寧な問診で患者様の肌をよく見極め、生活習慣やお仕事などの背景も考慮し、一人一人にあった治療を提案させていただきます。スキンケア商品や肌トラブルのための化粧品類も多数ご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
しみ・そばかす
しみ・そばかすは、肌に現れる茶色や黒っぽい色素斑で、多くの方が加齢や紫外線によって悩まされる症状です。とくに「しみ」は中高年以降に多く見られ、紫外線によるダメージの蓄積や、ホルモンの変化、遺伝、摩擦などが原因でメラニン色素が過剰に生成され、肌にとどまることで現れます。代表的なしみの種類には、老人性色素斑(加齢や紫外線によるしみ)や盛り上がってざらざらとした脂漏性角化症(高齢の方に多く、角質が厚くなったもの)、炎症後色素沈着(ニキビや虫刺され、やけどなどのあとにみられる)などがあります。
一方、「そばかす」は遺伝的な要因が強く、10代から見られることが多い、小さな点状の色素沈着です。紫外線によって濃くなる傾向があります。しみもそばかすも、メラニンという色素が肌に沈着することで起こるもので、顔のほかにも手や腕など日光に当たりやすい部位にできやすいのが特徴です。メイクでも隠しにくい場合があり、美容面での悩みにつながることも多いものです。
自費診療
- ルビーレーザー
- フォトフェイシャル
- ハイドロキノンやトレチノイン外用剤
- リバースピール
- スキンケア商品
- 高濃度ビタミンC点滴療法
かんぱん(肝斑)
肝斑は、30〜50代の女性に多く見られるしみの一種で、頬骨のあたりや額、口のまわりなど左右対称に現れるのが特徴です。薄茶色で地図のように広がるような見た目をしています。
肝斑の主な原因は完全には解明されていませんが、女性ホルモンの影響や紫外線、摩擦などの外的刺激が要因と言われています。妊娠中や授乳時、ピル使用時、更年期など、ホルモンバランスが変化する時期に出やすい傾向があります。また、洗顔やマッサージなどで肌をこすることも悪化の原因になります。
肝斑は、見た目は軽いしみに似ているため、自分ではほかのしみと区別がつきにくい場合があります。しかし通常のしみと違って、肌の深部ではなく比較的浅い部分にメラニンが沈着していることが肝斑の特徴です。そのため、治療には適切な判断とケアが必要になります。とくにレーザー治療を行う場合は、適切に行わないと悪化するリスクがありますので、医師の診断が重要になります。
自費診療
- ハイドロキノン、トレチノイン外用剤
- リバースピール
- スキンケア商品
- 高濃度ビタミンC点滴療法
- 内服療法
真皮メラノサイトーシス(ADM)
真皮メラノサイトーシス(Acquired Dermal Melanocytosis=ADM)は、20~30代の女性に多く見られる青みがかった灰色~茶色の色素斑です。両頬の高い位置に左右対称に現れることが多く、一見するとそばかすや肝斑に似ていますが、色がやや青みを帯びているのが特徴です。
ADMは肌の奥、真皮という深い層にメラニンが沈着しているため、通常のしみよりも色が濃く見え、自然に消えることはありません。原因ははっきりと分かっていない部分もありますが、皮膚の深部にメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)が存在し、過剰に色素を生成することで発症します。遺伝的要素や紫外線、思春期以降の女性ホルモンの影響が関係しているとも考えられています。
紫外線の影響や肌への刺激もADMの悪化要因となります。皮膚の深い部分にメラニンがあるため、外用薬や表面だけのスキンケアでは改善が難しいことが特徴です。自分ではしみや肝斑との区別が難しいため、専門的な診断が必要です。
自費診療
- ルビーレーザー
- フォトフェイシャル
- リバースピール
- 高濃度ビタミンC点滴療法
- 内服療法
しわ・たるみ
しわやたるみは、加齢や生活習慣、紫外線の影響などで肌のハリや弾力が失われることで生じる老化現象の一つです。しわには、小じわ・ちりめんじわと呼ばれるものや、表情じわ、深く刻まれた構造的なしわなどがあります。
小じわやちりめんじわは、紫外線や乾燥、摩擦などの刺激が原因と考えられています。加齢とともに皮膚のターンオーバーがされにくくなり、目立つようになります。また表情じわは、笑ったり眉をひそめたりといった表情の動きに伴ってできる浅いしわで、比較的早い段階で目立つことがあります。一方、構造的なしわは、肌のコラーゲンやエラスチンといった弾力繊維の減少により、皮膚が支えを失ってたるむことで生じる深いしわです。
たるみも同様に、加齢による筋肉や脂肪の下垂、皮膚の弾力低下が原因で、フェイスラインのもたつきやほうれい線の強調、マリオネットラインなどにつながります。紫外線による光老化や喫煙、睡眠不足、ストレスなども、たるみを進行させる要因になります。
自費診療
- マッサージピール
- ハイフ
- フォトフェイシャル
- レーザーシャワー
- タイトニング
- ボツリヌス毒素(ボトックス)注入