療科⽬ | 午前/ 午後 |
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整形 外科 |
9:00〜12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
14:00〜18:00 | ● | ● | ● | ● | ● | / |
リハビリテーション科とは

当院では、日本リハビリテーション医学会認定のリハビリテーション認定医である院長が、リハビリテーション科を設け、主に運動器のリハビリテーションを行っています。当診療科は病気やけが、加齢などによって身体に障害が生じた方に対して、できる限り自立した日常生活が送れるよう、地域にあって、より専門的な診療と治療を行っております。
リハビリテーションという言葉には、「失われた機能を回復する」というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、実際にはそれだけにとどまらず、「その人らしい生活を取り戻す」ことを目的として、幅広い診療を行っています。
「歩けるようになる」「身の回りのことができるようになる」「社会生活や仕事に復帰する」など、生活機能全体の回復・向上を目指し、医師が中心となって、理学療法士(PT)等のリハビリ専門職と連携し、患者様一人ひとりに合ったリハビリプログラムを計画・実施していきます。
リハビリテーションの
対象となる方
リハビリテーションの対象となる方は、年齢や病気の種類を問わず多岐にわたります。たとえば、以下のような症状がある方は、お気軽にご相談ください。
- 関節や筋肉に痛みがある(肩、膝、腰、首など)
- 動作がぎこちない、関節が動かしにくい
- 階段の昇り降りや歩行がつらい
- 手足の筋力が落ちてきた
- 姿勢が悪い、体が傾く、まっすぐ立てない
- けがや手術後にうまく動けない、動作が不安定
- 体を動かすと痛みが出るため動作が制限されている
- 長時間のデスクワークやスマホ使用による首・肩・腰のこりや痛み
- 加齢に伴う身体の衰え(フレイル、ロコモ)による転倒不安や動作困難
- スポーツ後の違和感や再発予防のための運動指導
- スポーツ外傷・障害治癒後の競技復帰を目指している
など
以下のような疾患に対し、
リハビリテーションが有効です
- 変形性関節症(膝、股関節 など)
- 肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)
- 腰痛症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの腰椎疾患
- 頸椎症、ストレートネックなどの頸椎疾患
- 骨折後の可動域制限や筋力低下
- 靭帯損傷、半月板損傷、腱板損傷などのスポーツ外傷
- 脊椎圧迫骨折や脊柱変形(円背、側弯 など)
- 関節リウマチに伴う運動機能障害
- 筋肉や腱の炎症(腱鞘炎、筋筋膜性疼痛症候群 など)
- 人工関節置換術後や骨切り術後の機能回復
- ロコモティブシンドローム(運動器の衰えによる移動機能低下)
- サルコペニア(加齢による筋肉量・筋力低下)
など
リハビリテーション科で行う治療
リハビリテーションでは、まず医師が診察を行い、必要に応じてレントゲンやMRIなどの画像検査、筋電図、血液検査などを用いて、原因や障害の程度を評価します。そしてその結果をもとに、患者様それぞれで、どのようなリハビリが必要か、どれくらいの期間でどの程度の回復が見込めるかを丁寧にご説明します。
理学療法とは
理学療法とは、けがや病気、手術、加齢などで低下した身体機能を改善するためのリハビリです。理学療法士が、患者様一人ひとりの状態に合わせて、「運動療法」や「物理療法」を行い、関節の動きや筋力、歩行・バランスなどの日常動作の回復をサポートします。
運動療法
運動療法は、ストレッチや筋力トレーニング、バランス練習、歩行訓練など、体を動かすことで機能回復を目指すリハビリです。関節の動きを改善したり、筋肉を強くしたりすることで、痛みを軽減し、日常生活に必要な動作がスムーズにできるようになります。患者様の症状や体力に合わせて、無理のない範囲で安全に行われます。